性欲が憎い
お久しブリタニア
やがて君になるがKindle版で全巻で2kくらいだったので大人買い。
なんか文庫本とかを一気買いしたりだとか駄菓子を好きなだけ買ったりだとかするのは大人になったから出来たことなんだなって思ったり思わなかったりする
ただ、駄菓子を大人買いして思ったことは駄菓子を食べるのが楽しみだったのではなく100円しかないお小遣いで何を買うかあれこれ考えてる時間や友人とのそれの共有こそが本質だったのかなと
それはそれとして俺はいわゆる百合物(女の子同士であれこれするやつ)は結構好きで昔ラブライブにハマってた頃は百合を題材にしたSS(二次創作の短編小説のようなもの)とか書いてて友達に感想をもらったりもしてました。
今読んでみたらひでぇ文章なんだろうなと思う読まないけど
未だに俺の駄作がこの膨大なネットの海にあるかもしれないと思うと怖いね
まあ今こうしてリアルタイムで駄文をネットの海に流してるわけだが…不法投棄かな?
前置きはこれくらいにして
百合好きのくせにバカ売れした名著やがて君になるを読んでないとかマジ?と思いKindleでポチり夜を徹して読んだわけですが、イイ…
っぱ恋愛モノに男はいらんわと再認識。
でもなァ…めぞん一刻とかめちゃくちゃおもしれぇしなァ…
主人公の侑とヒロインの燈子の恋模様はもちろん周りの生徒会メンバーも邪魔にならない。
2人の恋模様を描く上で沙弥香もいいアクセントになってくれてる。
なんだろう、もうちょっと感情を強く出してても抑えててもこの子はダメになってたんじゃないかなっていう塩梅…と思う。言語化が難しい
野郎2人も邪魔をしない。いや慎くんは一瞬ちょっと邪魔かなと思ったりもしたがまあいい。
メガネもようやっとる。理解ある侑の友人たちもようがんばっとる。
百合ップルの先生達もいいんだよな。大人が''そういう''選択をしたっていうのが大事で恋愛観の否定をするでもなくずっと味方でいてくれたのは沙弥香にとって大きかったんじゃないかな。
読者目線でも沙弥香が一途に燈子のことを思っていたのは分かりきっているので告白のシーンはとてもお辛い…でも最高だった
沙弥香をメインに描いた小説版(?)も買おうかな…
ところで同性愛のヒューマンドラマを描く上で見どころになる描写に同性愛故の障害をどう描くか、というものがある…あるよね?
まあ周りの人間の反応だったり当人達の葛藤だったり様々な困難があるわけだ(子どもがほしいけど同性同士ではできないなんていうディープなものもあったりなかったりする)。
本著ではそんな意地悪な第三者は出てこず、とても優しい世界が描かれていた。
それでも苦悩はあるし葛藤もあっただろう。
大人でも出せない答えをまだ女子高生である彼女達が選択したということそのもの自体が尊いんだ 絆が深まるんだ
宗教画だコレ…
これは主観だが男女の恋愛というのは人間の持つ種を残す保存本能の足がかりでしかない。
つまるところセ○クスをして子供を授かるということだ。
だが女性同士の恋愛はそうはいかない。
百合セッ○スをしようができないものはできない。人間の構造上の問題であり抗うことの出来ない自然の摂理なのだ。
そして本著では最終巻でなんと百合セックスをするのだ。
まあ何が言いたいかっていうとめちゃくちゃエロいってことだ。
ただ性欲に忠実にセックスをする。いいじゃないか。
生命の根源たる性行為を欲望の解放に使う姿が、エロい。
エロすぎてちょっと勃○しちゃったんだよなこれが
ここで本記事のタイトルの回収にはいるわけだ。己の性欲が憎い。俺は純粋な気持ちで、一介の気ぶりジジイとして侑達の恋愛の行く末を見守っていたはずなのに性欲がありすぎてあろうことか彼女達のおセッセで○起してしまったのだ。
全集中して読んでいたはずなのに…海綿体に血液が全集中してしまったのだ。俺は…
昔からこういうことあるんだよな俺は
Aの話をしているのに頭の中ではBの話がずっと浮かんできたり、映画やアニメを見てる時に全然関係ないことを考えたり、マンガ読んでる時感想を頭の中で喋ったり…
俺ってアスペなんですか?(泣)
TVアニメ「 やがて君になる 」エンディングテーマ「 hectopascal 」
- アーティスト:小糸侑(CV:高田憂希),七海燈子(CV:寿美菜子),高田憂希,寿美菜子
- 発売日: 2018/11/28
- メディア: CD